仕事に追われて、現象に目を奪われ、
原因にアプローチすることを忘れることがある。

例えば、志楽の湯の小川のせせらぎに必要以上の水が溜まったことがある。朝、昼、午後3時頃、夕方、夜、またポンプが動いている時と夜中止めている時とで、どう違うかを調べてみた。

しかし、現象にとらわれて、原因を発見することが遅れたりすることがある。専門家といわれる人に意見を聞いても、バイアスがあって、気をつけないと、判断を間違う場合がある。素人が意外に良いアイデアを出す場合もある。

日本人のものづくりの強みは匠(たくみ)術(Tachminology(タクミノロジー))にあると、世界から評価されていたが、最近は「日本人はいつから『スパゲティボーン(ふにゃふにゃの背骨)』になったのか」と外国から言われるようになった。日本の「人ものづくり」の強みを生かすには、「現象に目を奪われず、原因にアプローチする」心構えを忘れないようにしよう。