自分の中にもう一人の力持ちがいる。

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feed 「やる氣の健康学」シリーズ3 第1回「それはよかった」 (2011/11/10 12:57:19)
div class_='wiki'山川宗玄(そうげん)という禅のお坊さんから、興味深いお話を聴いたことがありました。その話は「『無門関(むもんせき)』の教え」という著書の中でエピソードとして紹介されています。br / /divbr / div class_='wiki'それは、山川禅師が若い頃、師匠の師匠に3年ほど仕えた時の話だそうです。br / /divbr / div class_='wiki'本山に一本の電話が入ったのです。ある信者の方の会社が火事になり、工場が丸焼けになってしまったというのです。師匠は直ちに火事の見舞いに行かれたのです。大きな工場が全焼してしまいました。その時、弟子の禅僧は車の運転役を命じられて、その工場に師匠と駆けつけたのです。br / /divbr / div class_='wiki'会社に着いた時は、工場はまだくすぶっている状態でした。事務所には社長と幹部社員が、恐縮して待っていたのです。br / 車が玄関に着き、師匠の言ったことばは、「おめでとう」でした。弟子の禅僧も車の中で「えっ?」と思ったそうです。br / /divbr / div class_='wiki'しかし、師匠はいつも「困った時はしめたと思え」というのが口癖でしたので、何か意味があるのかと、弟子の禅僧は思ったのではないかと思います。「窮に窮して変じ、変じて通ず」ということも師匠はよく言っていたというのです。“よくぞこういう困ったことを私にお与えくださいました。ここが力の発揮どころだ”という訳です。br / /divbr / div class_='wiki'「おめでとう、よかった、よかった、こんなボロ工場焼けてよかった。焼こうと思ったってそう簡単に焼けるもんじゃない。焼けてもらってよかったじゃないか」。こうして師匠は、心から「よかった」ということを一所懸命力説されたというのです。br / /divbr / div class_='wiki'ところが、その社長さんは師匠に学んだ人ですから、なまじな人ではありません。師匠の「おめでとう、よかった!」を聴いて、がらっと心の持ち方、心構えを切り換えたのです。すぐ電話のところに行き、自分の会社の関係者に電話して、最新式の機械を直ちに送るよう注文したそうです。原材料の手配も何ヵ所かにして再開に向って動き始めたのです。br / /divbr / div class_='wiki'われわれは皆、出来事にどう反応するかで人生が決まるといえます。出来事に消極的な心構えで反応すれば感情も消極的になり、知恵も生れず行動も消極的になります。出来事に積極的に反応すれば、積極的な感情、たとえば、勇気、自信、忍耐力などが生まれ、ピンチをチャンスに切り換える知恵やアイデアが泉のように湧いてくるのです。行動も前向きになります。br / /div

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