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feed 「やる氣の健康学」シリーズ3 第4回「スピードとベロシティーはどう違うか」 (2011/12/1 12:55:55)
div class_='wiki'街を歩く人たちのスピードで、その都市の景気がわかるのではないでしょうか。仕事で出張した時、私はいつも駅で降りた瞬間から、その街の人々の歩行のスピードを観察します。br /  br /  王貞治氏は現役時代「バッティングの調子が良い時には、ピッチャーが投げているボールに、スピードを感じません。一瞬止まったかのように見え、よく打てるのです」ともらしていたそうです。br /  br /  景気というのはこれとは逆で、好況の時には歩く人たちの動きは速く、不況の時には止まって見えるといいます。仕事が順調で懐具合も良いと、自然と働く人々の心ははずみ、歩行も軽快でスピーディーになるのでしょう。br /  例えば、かつての石油ショック直後の人々の動きは、それこそピタッと止まってしまったかのように見えました。br /  br /  こういったことを逆療法として活用するには、仕事の調子が悪い時には、スピードを上げて歩く。そうすると体の新陳代謝、脳の働きも活発になるのではないでしょうか。br /  br /  一代で立派な会社を築きあげたある社長が、こう語ったのを聞いたことがあります。「小学校を出て、デッチ奉公に出たのですが、ある時、奉公先の奥さんに、主人のたばこを買ってきてくれといわれました。そこで、玄関先まではゆっくり歩いて行き、そこから全速力で駆け出したところ、普通の人の半分の時間だったとほめられ、主人にもその話が伝わり、認められもしたのです」br /  br /  かつて私が新入社員として商社に勤めていた頃、上司と一緒にタクシーに乗り、目的地に着いて料金を払い、もたもたとおつりをもらっていたところ、その上司に怒られたことがありました。「商社マンの世界では、あらかじめメーターを見て、つり銭のいらないようにピッタリの金額を用意しておくぐらいの先取り精神と気がきかなければいけない」と言うのです。スピードが必要なのは運動選手だけではないようです。br /  br /  ところが、最近は企業経営者が、経営方針としてスピードを社是のように取り上げ、社員に要求するようになってきました。しかし、スピードはあくまで戦術レベルの話で、戦略的思考ではないのです。スピードと違ってベロシティー(Velocity)という概念があります。これは、方向性や目的を持った速度という意味です。br / /divbr / div class_='wiki' 目標や目的に向ってエネルギーの波動が伝わっていく速さでもあります。これは、エネルギーの量だけでなく質が大切になってくるのです。スピードだけでは、このエネルギーの質を低下させることになるのです。スピードだけを追求して、ベロシティーを軽視し、逆にチャンスを失うことがあることも忘れないようにしましょう。br / /div

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