自分の中にもう一人の力持ちがいる。

  ホーム >> RSS >> 「やる氣の健康学」シリーズ3 第9回「あなたの全財産はどこにあるのか」

RSS

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link GDIブログ・げん氣の扉 GDIブログ・げん氣の扉 (2017/3/30 10:00:33)

feed 「やる氣の健康学」シリーズ3 第9回「あなたの全財産はどこにあるのか」 (2012/1/25 13:10:11)
div class_='wiki'こんな話を聞いたことがあります。ギリシアの哲人ピアスが海で遭難したときの話です。海が大荒れに荒れ、船は転覆してしまいました。船員も乗客も死に物狂いで陸を目指して泳ぎ始めたのです。陸が見えたのが幸いでした。しんがりに船主と哲人ピアスも素っ裸で、フラフラになってやっと浜にたどり着いたというのです。br / /divbr / div class_='wiki'「ああ、これで万事休す、すべてを失った!」と、船主は天に叫び、顔を砂に埋めて激しく泣き始めたのです。ところが、哲人ピアスは平然としていました。そして、「オレは全財産を身に付けている」と、空に高々とこぶしを振りながら叫んだのです。船主はその声に驚いて哲人を見上げました。「私は全財産を失ったのに、あなたは全財産を身に付けているという。あなただって素っ裸ではないか、何を身に付けているというんだろう」。br / /divbr / div class_='wiki'それに対して、哲人は「物は必ず失うものだ、人間だって死ねばすべてがなくなる。いま、オレは生きているじゃないか。生きていれば、オレには考える力がある。この考える力こそオレの全財産だ!」と、両耳に手を当ててから、ゆっくりと自分の頭をなでまわし続けたという話です。br / /divbr / div class_='wiki'船主は、持ち船も身に付けていたお金も宝石も一切合財失って、「これでおしまいだ!」と言ったのですが、ピアスは考える力を持つがゆえに、人間の最大の資源が残っている、と言ったのです。br / /divbr / div class_='wiki'人生では、誰でも一度や二度、窮地に陥ったり困難に出会うものです。しかし、窮地に追い込まれた時こそチャンスがあるのです。ところが、普通は最悪な時には、心の持ち方、心構えが消極的になってしまい、そのために、不安、心配、絶望といった消極的な感情の方が強くなるのです。br / そして、自信、勇気、希望といった積極的な感情を殺してしまうのです。その結果、前進するエネルギーが生まれず、行動も消極的になってしまうのです。br / /divbr / div class_='wiki'ロロ・メイという心理学者は、「人は最悪の事態に立ち至ったとき、すなわち、絶体絶命の絶望に出遭ったとき、そのときこそ、人は永遠の力を発見する」と言っています。そうした時こそ、心のリズムにダイナミックな変化が起きるというのです。br / /divbr / div class_='wiki'人生の底まで落ちたのだから、これ以上落ちることはない。“よし、これから這い上がるぞ”という勇氣が湧いてくるというのです。そして、「勇氣を持っているからといって絶望しないことはない。勇氣とは、絶望しているにもかかわらず、なお前進していく能力である」とも言い切っています。br / /div

execution time : 0.052 sec