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feed 意欲の源泉は何か―その7「“完璧な親”は子をダメにする」 (2014/3/17 11:00:35)
子どものやる氣を育てる親のための勇気づけプログラムを開発した心理学者のディンクメイヤー博士ら は、「親は完全でなければならない、親に権威がなければ子どもの教育はできない、と考えている親が 多い」というのです。実はこの考え方こそが、家庭や学校での教育の行きづまりの一因で、子どもの やる氣を育てる点で障害になっているというのです。 むろん、親が完璧たらんとして努力すること自体は、子どもにとって悪くはありません。しかし、完全 を目指し努力する親の中には、とかく子どもを叱咤(しった)激励し、賞罰のアメとムチで子に臨みがち です。 しかし、小さいときから詰め込まれた偏差値秀才のやる氣は長続きしません。学力が上がっても知力や 人間性(力)は低下するという現象が起こりかねないのです。実際、社会人になる頃には、タダの人に なっている例が多いというのです。 また、自ら努力しても成果があがらない場合、親は体面を考え、虚勢を張ったり、子どもの前でウソを ついたりします。良心的な人だと、自信喪失に陥るでしょう。そこに真面目な親たちの問題があるのです。 では、どうしたら良いのでしょうか。 「親も子どもと同様に完璧な人間ではないという事実を、勇気をもって認めよう」。 と説いています。そして、子どもの失敗や不完全さを認め、挫折回復力を養い育てながら、やる氣を起こ す。決して、いま完璧でないことを叱ったり、ちょっとした事で過大な“アメ”を与えてはいけない。 それを続けると、自発的なやる氣は身につかない、というのです。 不完全さを認める率直さと勇気が、日本中の家庭、学校でも必要なのではないでしょうか。

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