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feed 意欲の源泉は何か―その13「『愛すること』は意欲の源泉になる」 (2015/1/27 14:51:28)
平成26年版の「犯罪白書」によると、平成25年の少年非行の検挙・補導者数は約9万人とのことです。 その数字はここ数年減少傾向にあるそうですが、少年非行をなくす方策になかなか妙案は思いつきません。 ところが、その方策の一つとして、米国にユニークな組織のあることをボブ・コンクリン氏が教えて くれました。 それは、ミネアポリスの郊外ミネトンカの静かな森のなかにある「ナクサス」というコミュニティーハウ スです。ここに集まる犯罪者は16歳から26歳まで、平均10回の逮捕歴のある、社会から完全に拒絶された 問題児です。 この「ナクサス」で二年近くの共同生活と更生プログラムを終了すると、彼らは自己の潜在能力を発見 し、建設的なやる氣を起こして、再び社会に旅立って行くのです。コンクリン氏は、彼らの更生率が99% で、ほとんど全員、二度と犯罪を起こさないというのです。 それでは、「ナクサス」ではどんな共同生活と教育を行うのでしょうか。そのカギを解く一つとして、 コンクリン氏は親友のグレン・カニンガム氏経営の牧場での出来事を話してくれました。 カニンガム氏は、8歳のとき通っていた学校の火災により大やけどを負い、医者たちは両足の切断を勧め めました。幸いにも、両親が反対したお陰で切断手術は免れましたが、医者は「君は二度と歩けないだろう」と伝えていたのです。入院中、彼は持ち前の精神力で、まず数秒間立つ練習を始め、それから家の 周り、学校までの数キロ、最後にはオリンピックの1,500m競走でシルバーメダリストになるまで成長した のでした。 その後、彼はグレン・カニンガム青少年牧場を設立し、世の中から望みがないと見放された少年少女を 集め、やる氣のある立派な社会人に育てる仕事を始めました。ところが、その手段が一風変わっているの です。 彼は、牧場に初めてやって来た非行少年少女に、まず一匹の動物を与えました。若者たちは自分で世話を し、えさをやり、愛する犬、猫、あひる、うさぎなどの動物を育てるのです。これがなんと、彼らの人生 で生まれて初めて心から愛することを学んだ最初だったのです。 カニンガム氏は、「人生の空しさは愛がないからだというより、愛することがないからだ」ということを 発見したのです。 人は、愛し愛され、期待し期待されてこそ真のやる氣を起こし、健康を維持することができるのです。

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