自分の中にもう一人の力持ちがいる。

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feed 心の持ち方で人生は変わるーその1「粘りで左遷を乗り切れ」 (2015/3/25 13:58:25)
「実は私、かつて左遷されたことがあるんですよ」 こう切り出したのは、ある信託銀行常務取締役。いまや幹部の地位にあるだけに、意外とも思える言葉 です。 「30代半ばで支店の次長になり、チヤホヤされていたのですが、部下の不祥事の責任をとらされ、小さな証券会社に飛ばされてしまったのです」。 エリートコースをはずれた途端、ごくわずかな上司、同僚を除いて「あの人ももう終わりだ」とばかり、 周囲の目は急に冷たくなりました。それまでが順風満帆だっただけに、普通ならここで崩れてしまう ところです。 「私も、支店の屋上で天を仰いで、もう終わりかなとも思いました。しかし、すぐに気をとり直して、 開き直りの精神でいくことにしたのです。首を切るなら切れ、俺は精いっぱいやるぞと、覚悟を新たに したわけなんです」。 そして出向先の会社では、打ちひしがれるどころか、逆に人一倍働いたのです。幹部に対しても、単なる 批評やぐちではなく、経営上の提案を筋道を立て次々と行ったのです。さらには二年後、しかるべき業績 をあげた後、銀行の幹部を訪ね「本店に戻してくれ」と直訴し、栄転を得たとも語ります。 左遷といえば、大手総合商社の社長も、課長時代に相場の失敗でヒラ社員に降ろされたことがあったとの ことです。大変なショックで、辞めようとさえ思ったのですが、なんとか気を取り直したといいます。 あるインタビューに答え、その社長はこうアドバイスしています。 「みんな不運の時代を経験しろとはいいませんが、とにかく粘り強くなければいけません。頭がいいとか 悪いとかいう、能力の個人差は知れたもの。仕事にしろ何にしろ、執ようなぐらい食らいついていくこと です」。 二人のねばり精神の奥にある共通点は、「問題から逃げない積極的な心構え」にあるといえます。 彼らは問題にまともに取り組んでいく、厳しい態度を身につけていたのでしょう。 ついては、先の常務取締役氏はアメリカのハードボイルド作家、レイモンド・チャンドラーの小説に出て くる次の有名なセリフが好きだと言っていました。 「タフでなければ生きていけない。やさしくなれなければ生きている資格がない」。

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