ホーム
>>
RSS
>>
社是がなんと「おもしろおかしく」
GDIブログ・げん氣の扉
(2017/3/30 10:00:33)
社是がなんと「おもしろおかしく」 (2016/3/15 11:04:48)
RSS
メイン | 簡易ヘッドライン |
社是がなんと「おもしろおかしく」 (2016/3/15 11:04:48)
ある調査によると、男性が同性と目が合った時にほほ笑む率は、わずか21%。女性に対しては70%の
男性がニッコリするといいます。特に、同性同士の間で「笑い」が忘れられているということになる
のですが、ミシガン大学の心理学教授ジェームズ・マコーネル氏の見解はもっとシビアです。
「ビデオテープやカメラ関係の会社と手を組んで、人々のごく日常的な会話のシーンの映像、写真を
分析したことがあります。そうしたら、同性同士に限らず異性との場合も含め、人間はなんとまあ、
笑わない動物かと驚いてしまいました」。
教授に言わせると、ほほ笑みは仕事先での立場をよくし、人生をより楽しませてくれるとのことです。
「しかめっ面をしている医師は、常にほほ笑みを絶やさない医師に比べて、治療ミスが二倍もあると
いう結果も得ました」。
このように「笑い」というものは、私たちの毎日に必要欠くべからざる大切なものですが、たとえば
企業の場合、その職場の雰囲気が、明るく活気に満ちたものでないことには、「笑い」も生まれて
こようはずがありません。
欧米人に比べ、表情が硬いといわれる日本人の場合はなおさらですが、ここに「社是」からして思わず
ほほ笑みたくなるような、ユーモアのセンスあふれる言葉を採用した経営者がいます。
分析・計測機器のメーカー堀場製作所の創立者・堀場雅夫氏で、その社是は「おもしろおかしく」です。
一般にこの手のものは「和」とか「誠心誠意」といった具合に、そこに盛り込まれた内容自体はいいに
しても、時代がかった、およそ身近には感じられないものが多いのです。若い社員ほどその感を強く
します。
それを斬新かつ平たく「おもしろおかしく」にしようと、社長当時の堀場氏は役員会に提案したのです
が、全員から総スカンを食い、即座に否決されてしまったといいます。それでもあきらめず、社長を
退き、会長に就任する際、役員たちに「何か記念品を」といわれ、またもやその社是を持ち出したので
す。
「そこまでいわれるのなら」と、こんどは承諾されたのです。堀場氏はいいました。
「社員が毎日、おもしろおかしく生活できるようにしたいというのが、私の願いなんです」。そこには
「人生のもっとも活動的な時期を費やす仕事にプライドとチャレンジマインドを持ち、エキサイティング
に取り組むことによって人生の満足度を高め、よりおもしろおかしくすごせる」という考え方が込めら
れているのです。この社是は今でも続いています。
リラックスして笑えば血液の循環を活発にして、健康にもいいはずです。
execution time : 0.047 sec