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feed 問題解決の方法について(3) (2009/8/26 16:33:00)
1.問題をじっくり考えよ 問題に対して、どういう解決法や行動をとればよいのか、と考える前に、その問題を頭に思い浮かべ、しばらく、いろいろな角度から考えてみましょう。考える時間は、問題の深刻さによって、数分間でよい時もあれば、数時間、あるいは何日もかかる時もあるでしょう。 問題をふるいにかけて、本質的な特徴を取り出してみるのです。それから、問題の核心を、できるだけ明確に言葉で表現してみます。問題の主な原因は何か?いくつかの問題がからみ合っているのではないか?なぜ問題だと考えるのか?問題に関係しているのは、誰か?どんな事柄が関係しているか?…等々。 問題解決の第一歩は、問題の意味をはっきりさせることであると、これまで説明してきました。しかし、問題が単純な場合はともかく、一般には、そのとおり実行することは、なかなか容易ではありません。どんな問題でも、その内部では、多くの特徴、人間、機能、物事、状況、目的が密接にからみ合っているのです。それを細かい部分に分け、その一つひとつを別々に解決してみても、問題全体を解決したことにはなりません。だから、問題を完全に解決できる、と決めてかかるのは、実は間違いなのです。 状況を変えたり、条件を操作したりして、ある程度、問題を解決することはできます。しかし、多くの場合は、決め手になるような解決法はなかなか見つからないものです。といって、問題を放っておくわけにもいきません。そこで、応急の処置を絶えず繰り返しているのが実情です。これは三度三度の食事と似ています。食事の場合は、何を食べるかが問題です。何か食べれば問題は解決し、しばらくの間、問題から解放されます。そして食事時になると、また同じ問題が起こってきます。もちろん、食事の問題などは、その都度、前とは少し違うものを食べるようにすれば、ひとまず解決します。 ここで、問題をじっくり考えよと勧めたのは、問題をしっかり洞察しなければ、せっかく努力しても、ムダ骨を折るばかりだからです。 2.問題解決の目的は何か? あなたは、問題を解決することによって、どんな成果をあげようと、期待しているのでしょうか? 解決 すると、どうなるのでしょうか? 目的は何でしょうか? こうした目的を、メモしておくとよいでしょう。というのは、目的や、あなたが期待している結果を、心 にはっきり刻んでおけば、それらを指針として、一貫した行動がとれるからです。 3.情報を集めよ 情報を集めるということは、問題についての事実を集めたり、他の人の意見などを聴くことです。情報が十分集まれば、どうやら問題は解決できそうだ、という気になってきます。 問題が、なかなか手ごわいものであることが分かったら、問題、解決目標、そして事実の3つを、心の中で関連づけてみましょう。問題を解決しようとする時は、必ずこうした手順を踏むように決めておくと、満足のいく解答が思い浮かぶものです。 こういう時は、鉛筆と紙を手元において、すぐメモがとれるようにしておくのがよいでしょう。うまい方 法は、思いもかけない時に、突如としてひらめくものだからです。 4.幾つもの解決法を考え出せ 問題の解決法、解答、とるべき行動は、できるだけ数多く集めることです。多ければ多いほどよいのです。少々突飛すぎると思っても、一応は検討してみましょう。捨てるのは、その後でよいのです。 この段階では、大いに想像力を働かせるべきです。あなたがこうすると、他の人たちはどうするか、そしたら、次に、あなたはどうすればよいか、と考えてみるのです。いろいろな場合を、考えておけばおくほど、よい行動方針が選べます。 5.行動の方針を決めよ いよいよ、行動に移る段階になりました。第二の段階で決めた目的を達成するために、最適と思われる行動方針をいくつか試してみるのです。 ここまできて、疑いや不安を持ち、行動に踏み切れないようなことではいけません。 最悪の事態を考えても、それは、せいぜい選択を誤った場合です。もし選択を誤ったことがはっきりしたら、すぐに元に引き返して、別の行動方針をとればすむことです。 あなたが問題を適切に解決し、目標を達成することを、心から祈ります!

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