自分の中にもう一人の力持ちがいる。

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feed 他人の成功に手を貸そう(2) (2009/11/4 13:15:45)
2.誰に対しても、将来きっと成功すると期待をかけよう 期待をかけられると、人間は素晴らしい行動をするということが、最近、行動科学者によって明らかにされました。 たとえば、患者の病気を悲観的にみる医者に比べると、病気が治ると信じている医者にかかった患者の方が長生きするという調査結果があります。 自分のチームは勝つ、という信念を持ったコーチの方が、弱音を吐き、自信がないと語るコーチに比べて、勝ち星が多いことも分かりました。 小学生を対象に行われたある実験によると、教師が子供に期待を寄せると、その効果がてきめんに現われるという結果が出ました。この実験ではまず、教師に、1年後には今よりずっとよい成績をあげるだろう、と予想される生徒の名前が知らされました。 そして1年後、予想は見事当たりました。“かなり伸びそうな子”と言われた生徒たちは、よい成績をあげたばかりか、教師たちから、素質と将来性を評価され、明るく、好奇心が強く、魅力あふれる子供たちだと報告されたのです。 その時初めて、この子たちが、最初どうやって選ばれたかが発表されました。驚いたことに、彼らは全く無作為に選ばれていたのです。つまり、教師たちから、素晴らしい成績をあげるだろうと期待された子供たちは、その期待に応えたのです。 ビジネスの世界でもこれと同じ現象が起きています。部下は上司の期待が大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに任務を果たすものです。 研究の結果、この現象は、入社したての若い人の場合に、特にはっきりと見られることが分かっていきます。新人たちが、どんな心構えで仕事に取り組み、成長していくかは、最初に仕えた上司から、何を期待され、どんな扱いをされたかで、大きく左右されるのです。 期待というものが持つ強烈な効果を考えると、期待する側の責任は、まことに重大です。人それぞれの長所を見抜き、その長所に見合った期待をかけるように、常に心がけなければなりません。 何よりもまず、その人に何ができるのか、一体どんな人間になれるのか、というイメージを描く必要があります。 ロンバルディがプロのフットボール・チーム、ワシントン・レッドスキンのコーチになった時、大変うまいことを言いました。彼は、選手の力の分析法を質問され、こう答えたのです。「フィルムを検討するのも、確かに一つの方法だが、フィルムでは、選手たちがどんなプレーをしたかが分かるだけで、どんな能力を持っているかは、つかめない」 埋もれている才能を発揮できるよう、手を貸そうではありませんか。これが、人に期待する時のカギです!! エマソン〔アメリカの詩人、哲学者〕は、これを次のように表現しました。「人生で一番必要なのは、 可能性を引き出してくれる人である」 次のルールは、この方法を実践するための第一歩である。(続く)

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