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問題解決の方法について(2)
GDIブログ・げん氣の扉
(2017/3/30 10:00:33)
問題解決の方法について(2) (2009/8/21 13:24:51)
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問題解決の方法について(2) (2009/8/21 13:24:51)
人は、問題に対して、神経質すぎる
私たちは、一般に、問題を深刻に受け止めすぎる傾向があります。その結果、身の回りで日常的に起こるささいな問題も上手に始末できないでいるのです。
問題に直面した時に起こる緊張や不安は、先天的なものではありません。子供の頃からの経験で、次第に身につけてきたものなのです。その実例を挙げてみましょう。
決断は取り消せない
ある母親が7歳の娘に言いました。「この服が欲しいと言ったのは、あなたなのよ。だから、着ればいいのよ。ブツブツ言うことないでしょ!」。この子は、今、別の服と取り替えたいと思っているのに、それができずに悩んでいます。自分が最初に決めたことを後悔しているのです。
こうして子供たちは、親の決断が最優先し、しかも絶対であることを教えられます。その決断は、いつまでも自分について回り、変更することはできないのだ、と思い知らされるのです。その結果、自分の決断を下すのを避けようとします。決断することが怖くなり、危険だと思うようになります。
でも、これでは、問題がますます恐ろしいものになってしまうのではないでしょうか?
ある有名な心理学者が、こう言っています。「私たちは、幼い頃から、様々な問題を解決する正しい方法は、ただ一つしかない、と教え込まれます。そのため、間違った決断を下すのが怖くなり、決断すること自体を避けようとしがちです。実際はどんな問題にも、有効な解決法が必ずいくつかあるものです。どれかを、まず試してみて、うまくいかないと分かったら、また別の方法でやってみればいいのです」
応用できない知識の過剰は、つまずきのもと
競技会が近づくと、スポーツ選手は練習過剰になりがちです。同じように、問題を抱えた人は、解決に必要な知識を、勉強しすぎるきらいがあります。問題解決のための方法論、言葉の定義、技術、手続きなど、すべてに通じ、手抜かりなく処理しようとして、神経質になるためです。
しかし、そのためにかえって、円滑で迅速で、しかも断固とした行動がとれなくなります。
こうしたやり方は、たとえば、ちょっと頭が痛いからといって、脳外科の医者にかかるようなものです。ごく普通の軽い頭痛なら、市販の頭痛薬を一、二錠飲んだだけで治ってしまいます。
世の中には、問題を解決することを、楽しみにしている人さえいます。あなたに必要なのは、あなた自身の直観力、判断力、ほんの少しの簡単なルール、そして、実行力、これだけです。
では、そのルールを次回に紹介しましょう。
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