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心構えを豊かにしよう(3)
GDIブログ・げん氣の扉
(2017/3/30 10:00:33)
心構えを豊かにしよう(3) (2009/12/18 18:13:33)
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心構えを豊かにしよう(3) (2009/12/18 18:13:33)
積極的な考え方とは、自分自身を見つめ、長所を存分に発揮し、弱点を克服し、自分が持っている限界にあまりとらわれないようにすることです。また、めぐり会ったチャンスは決して逃がさず、自分の能力を最大限に生かすことが、人間として最高の生き方だという自覚を持ち、自分が何をすべきかを深く考えることです。
ソロー(アメリカの作家)は、「人間は成功するために生まれたのだ。失敗するためではない」と言っています。しかし、成功とは点のようなもので一時的な状態とも言えます。成功したいくつかの点が結びついて線になり、面になり、さらに立体になって無限に広がってこそ人間は成長するのです。
そのためには、積極的で建設的なものの考え方ができなければなりません。
積極的な考え方をする人は、今日を新しい冒険、新しい体験とみて、毎日毎日を興味と好奇心を持って迎えます。どんな状況、どんな環境のもとでも、チャンスを見つけ出そうと、心がけるのです。悲しみや災難にあった時でさえ、信念を持って、人々に同情することを忘れず、人に手を貸すことができるのです。
積極的な考え方をする人は、人が自分を必要としていることをよく知っています。世の中には、勇気づけてあげなければならない人がいます。解決しなければならない問題や、果たすべき任務があります。積極的な考え方をする人は、そうしたことを立派にやってのけられます。こうした考えを、ヴァン・ダイク(フランドルの画家)は次のように言っていまする。「絵を描くのは、私の仕事だ。神からさずかったものだ。いやいや、やっているのではない」
積極的な考え方をする人は、人の消極的な側面を見るのではなく、積極的な側面をとりあげて、それを伸ばすように協力します。好感の持てない人だって、面白い一面があるのを見つけてしまいます。
人から非難されたり、きらわれても、怒ったり、仕返ししてやろうなどと思わずに、耐えしのび、謙虚)な態度とおおらかな気持ちで対応できます。
積極的な考え方には、人々への愛、人生への愛、そして、自分自身への愛など、愛情という心構えを育む働きもあります。なぜなら、積極的な考え方をくり返している内に、その考え方は習慣となり、心の姿勢、すなわち『積極的な心構え』を創り出すのです。そうすればあなたは、どのような、問題に直面しても、へこたれない気力と体力を持った人に成長し、積極的な行動を常に取れるようになるからです。
積極的な考え方をする人は、時折、仕事の手を休めて、人生のすばらしさをじっと考えてみたりもします。限りない宇宙の広がりに思いをはせたり、真っ暗な夜空にまたたく星や、太陽の恵みを求めて伸びる草花の美しさを感じとったりします。歌声に、ほほ笑みに、雨音に、手の感触に、風にそよぐ木の葉のささやきに、心がはずむのです。
あなたが、少しでも積極的に行動するようになったと感じていただけるなら、それは大変大きな進歩なのです。
人生とは、結局、積極的な考え方で生きる、ということに尽きるのかもしれないからです。
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