さて次に、自信を持つ方法の第二段階は、自分自身を改善する、ということです。 私たちは、自分自身を改善しよう、と絶えず努力しない限り、人生に楽しみを見出すことはできません。 この「自己を改善したい」という欲望は、誰でも持っているのですが、このために熱を入れる人が少ないのは、自己改善を何か、面倒な仕事だと思いこんでいるからです。ところが、自己改善は、実は手軽にまた、楽しみながら、誰にでもできるのです。 読書は、自己改善の最も基本的なプランのひとつですから、お勧めします。 まず皆さんは、自分のどの部分を改善したいのかを決めるのです。今進めている仕事を、もっとうまく処理する方法を知りたいのですか？それとも、もっと人に好かれる魅力的な人間になりたいのですか？あるいは、専門分野の知識を増やしたいのですか？問題解決や意思決定の能力を高めたいのですか？ 自己改善のテーマが決まったら、次は本の選択にとりかかります。方法はいろいろありますが、最初は文庫本、新書版の小型本のなかから選ぶのもよいでしょう。 リストができたら、一日に20分ずつ本を読むのです。このプランのポイントは、20分間の読書を、毎日必ず実行することです。 もし時間の都合がつかなかったり、さぼったりしたら、その翌日は40分間読書をするのです。本を読む時は、手近かにメモ用紙と鉛筆を用意することを勧めます。本を読んでいて、素晴らしい考えが出てきたらメモし、横に著者の名前とページを書きそえておくのも良いでしょう。一年に一回か二回、メモした文章を読み返すのです。 そうすると、メモの内容が心にしっかりと刻みつけられ、とても効果的です。このようにすれば、このプログラムの自信をもつ方法がとても簡単にでき、私たちは毎日自信をもって行動をすることができるようになります。