自分の中にもう一人の力持ちがいる。

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feed 問題解決の方法について(1) (2009/8/18 14:42:47)
あなたは今、どんな問題で悩んでいるのでしょうか? 今この場で、とりわけ重大だと思う問題をいくつか書き出し、一つひとつ検討してみると、それらが、あなたにとって「最良の友」であることに、気づくのではないでしょうか。あなたの仕事から、問題のある部分をすべて取り除いてしまうと、あとには、仕事らしい仕事は何も残らない、ということも分かるでしょう。なんの問題もない仕事なんて、そもそも、取り組む気にもならないでしょう。なんと言っても、一番やりがいを感じるのは、仕事上の問題を、解決する時なのです。 同じことは、家庭や社会生活についても言えます。問題と正面から取り組み、解決に努力することで、生きがいを感じるのです。ところが、たいていの人は、問題が起こらないように願ったり、問題はないというふりをします。そして、問題が山積しているのを認めざるを得なくなると、きまって、不機嫌になってしまいます。 こういう人は、問題が起こると、心構えや行動がその影響を受けて、悩み、エネルギーを消耗させ、時間を浪費し、ムダ骨を折り、持てる力を発揮できなくなります。 ところが、それとは反対に、問題が起きたことをいさぎよく認め、解決を図るよう努める人は、チャンスがつかめるのです。成功する道はただ一つ。それは、問題に勇気を出してぶつかり、その解決に積極的に乗り出すことです。 問題とは何か? 人は、自分に問題があるような気がすると、それだけで本当に問題があると信じ込んで、心が動揺するものです。そう思い込むのは、ある意味では正しいでしょう。当人が、問題を抱えていると思っていることからして、問題なのですから。しかし、多くの場合、実際に直面している問題よりも、こうした意識のほうが、はるかに重大です。病気を気にする気持ちのほうが、病気そのものよりも、扱いが難しいのに似ています。 従って、問題を解決するための第一歩は、問題に対して、自分はどんな感情を抱いているか、どういう観点から見ているか、心が動揺しているか、といった点を冷静に調べることです。問題に対処する時、最も重要な役割を果たすのが、この心構えだからです。 心構えに問題があるのではなかろうか? 慎重な人は、自分自身にこう問いかけます。「実際に起きていることが問題なのか。それとも、私の反応の仕方に問題があるのだろうか?」 「仕事を進めるうえで、相手の行動は本当にじゃまなのか。それとも、自分が相手のことを気にくわないと思っているから、そう思えるのか?」 「18歳になる私の息子と、うまく話ができない。だが、このことが本当に問題なのだろうか、それとも、親子の断絶は困ったことだと考える私のほうに、問題があるのだろうか?」 人が、あなたの思惑どおりに行動しないからといって、あるいは、事態が、あなたの見込みどおりにならないからといって、そのすべてが、問題なのでしょうか? いきなり問題に取り組んで、時間を浪費し、考えあぐねる前に、こう自分に問いかけてみるとよいでしょう。 今まで気づかなかった解決法が、見つかる場合もあります。 この問題は、ぜひとも解決しなければならないものなのか? この問題は、放っておくと、将来、何らかの対策を、迫られることになるのでしょうか?とりかえしのつかない結果に、つながるのでしょうか?何とかしなければならないほど、深刻な問題なのでしょうか?   ある調査によると、私たちが心を痛めている問題の90パーセント以上は、実際には存在しないか、あるいは、何もしないでいても、自然に解決するものだ、といいます。 問題解決の天才というのは、多分、判断力に恵まれていて、対策をたてる必要がある問題かどうかを適切に判断し、何もする必要がないと分かったら、決して思いわずらったりしない人です。 残念ながら、これは、誰にでもできることではありません。普通の人は、問題に対して感情的になりやすく、問題で頭が一杯になって、われを忘れてしまうからです。

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