自分の中にもう一人の力持ちがいる。

  ホーム >> RSS >> 「忍耐の強い人は、何ができるか?」(2)

RSS

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link GDIブログ・げん氣の扉 GDIブログ・げん氣の扉 (2017/3/30 10:00:33)

feed 「忍耐の強い人は、何ができるか?」(2) (2010/2/16 16:25:01)
現代人はみんな、いつも急いでいます。それも理由があってではなく、「急ぐ」ことが理想になっているようです。「時間を節約する」という考えが世の中にはびこり、忍耐力のない人間が増えているのです。 もし、本当に「時間を節約する」ことができるならば、急ぐのもよいでしょう。けれども、そんなことはできません。 皆さんが最近、「時間を節約した」と思ったことがあれば、その時の状況を思い出して下さい。その「節約した時間」で何をしましたか? 年をとってから使おうとして、しまいこんだのでしょうか?約束の時間に遅れた時に、取り出して穴埋めに使おうと、いつも持ち歩いているわけにもいきません。時間の使い方を計画することはできますが、時間を「とっておく」ことはできません。その場で消費しなければなら在いのです。 「時間を節約せよ」と、いつも、そして無意識のうちに強制されると、誰も忍耐力がなくなります。 忍耐力がないと、神経はいらだち、怒りっぽく、そして不安になります。時間を気にしている人は、本当は、「時間の過ごし方」、つまり、何をどうするか、ということを気にしているのです。時間の使い方を、急がず、あせらず、十分に検討して計画すれば、上手に行動できるようになります。 時間の問題を扱う時は、忍耐力を忘れないようにするのが、一番大切です。忍耐力を身につければ、パーソナリティが変わり、がまん強くなります。 忍耐強くなろうと努力した人が、体験したことをお話しましょう。   忍耐力の訓練を始めて三日しかたたないある人は、妻から、こう言われ蓋した。 「あなたは、まるで人が逢ったみたいだわ。何をしているのか知らないけれど、今していることを、ずっと緩けて下さいね」 ある女性社員は、一週問の柊わりに上司からこう言われたそうです。 「今週の君は、いつもとはどことなく違っていたね。とても幸せそうに見えたよ」 このように、忍耐力の訓績をした人は、だれでもパーソナリティが変わり、幸福そうに見えます。 それというのも、忍耐強い人が、いらいらしたり、欲求不満になることは、あり得ないからです。いらだちは、忍耐力と正反対なのです。   今の世の中で、人々を緊張させたり、いらいらさせるものとして、第一にあげられるものは、自動車の運転、とりわけ、大都会での自動車の運転です。普段は親切で素直な人でも、いったんハンドルをにぎると、非常に攻撃的な人間になってしまいがちです。パーソナリティが別人のように変わるのを防ぐには、忍耐力を養うしかなさそうです。 ある人が次のように言いました。 「私は、毎朝ギリギリの時間に車で会社へ出かけたものです。そして、邪魔をする他のドライバーをののしりながら、車をとばしました。会社に着いた時には、イライラの固まりです。毎日そんな状態で、一日が始まったのです。 ある時、私は、『こんなことではいけない、忍耐強くなろう』、と思いたちました。そこで、以前より5分早く家を出るようにしました。運転している問は、辛抱強くするよう努めました。今では、リラックスして、陽気な気分で、会社に着いています」   次は、ある会社の管理職の人から聞いた話です。 「私の家では、『お互いにできるだけ我慢し、忍耐し合おう』と、話し合いました。すると、口論せずに毎日を過ごせるようになったのです。口論したい気持ちがわいてきても、忍耐力があると、抑えられます」 職場や私生活で、他の人と接触の多い人なら、忍耐強い人がいる、いないで、グループの雰囲気が変わることに、気づいているでしょう。それというのも、忍耐力は、人に伝染するからです。

execution time : 0.051 sec