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やる気の起こし方(3)
GDIブログ・げん氣の扉
(2017/3/30 10:00:33)
やる気の起こし方(3) (2010/3/16 9:13:05)
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やる気の起こし方(3) (2010/3/16 9:13:05)
消極的な考えはすべて拒絶しましょう。
やる気を起こす第四段階です。
人は誰でも、信念を持てるように生まれついています。ところが、心構えが消極的だと信念を持てません。
そういう場合は、この消極的な心構えの束縛から、自分を解き放つのです。
人の心は、酢の入った水差しのようなものです。水差しの中に少しでも酢があると、その水差しに入れる水は、すべてすっぱくなります。
信念を持とうと思うなら、心の中から、このすっぱい考えを根こそぎ追放するのです。それには、現在どのような消極的な考えを持っているかを、はっきりさせておく必要があります。
次の事柄について、どんな考えが消極的なのかを、検討してみましょう。
1.自分に対して
私たちは、自分は正当に評価されていない、働き過ぎている、他の人たちよりも所得が少ない、ハンディキャップがある、将来に希望が持てない、などの理由から、自分自身を憐れんではいませんか。自分を憐れむのが、消極的な考えといえます。
2.ほかの人との関係
上司、職場での他(ほか)の人に対して、あるいは、会社のやり方に対して、私たちは批判的かもしれません。とげとげしい態度をとったり、欲求不満、憤慨などがいつも心の中に残っているかもしれません。こうした心構えでいると、無意識の中に信念を持って仕事に励もうという気持がなくなります。
3.仕事
働くことは、退屈で楽しくない、今の仕事は単調でやる気がしない、そう思っているので、いつも何かほかのことをやりたがっては、いませんか? 仕事を不愉快だ、
嫌いだ、息がつまりそうだと見ている人の心構えは、消極的になります。
世の中は皮肉なもので、皆さんが仕事として仕方なしにしていることを、全くの楽しみとして行っている人がいます。また、その反対に、皆さんが趣味として、していることを仕事として行っている人がいます。
たとえば、魚釣りは、皆さんにとっては趣味の一種ですが、漁師にとっては仕事です。庭いじりは、皆さんにとっては趣味ですが、植木屋には、それが仕事です。
仕事についての不満は、実は、仕事に対する心構えが十分にコントロールされていないところにすべての原因があるのです。
人生を実りあるものにする秘訣は、私たちが好きなことをするだけではなく、「していることを好きになることである」、といわれています。
消極的な心構えを取り除く方法として、まず皆さんの妻、夫、あるいは職場の仲間が、消極的な考え方をしていないかどうかに注意して下さい。次に、あなた自身が仕事に信念を持とうと心がけるとともに、消極的な考え方をすべて捨て去るのです。
信念が持てるようになると、消極的な働きをする考えは、心の中から自然に姿を消します。障害物が、ものの見事になくなったのに気づいて、きっとびっくりするでしょう。
(続く)
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