自分の中にもう一人の力持ちがいる。

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feed 学問する意味とは (2010/6/2 11:50:36)
問いを学ぶとは、質問を通して自分の思いや考え方を引き出し、相互に啓発し合いながら、人間的成長をしてゆくことを意味します。これがまさしくEducation、すなわち啓発です。 Educationはラテン語の語源で、Ex (Out of) とDucere(Lead)の過去分詞Ductumの合成から生まれた言葉で、その人の持っている潜在力や可能性を引き出すという意味です。 Educationを「教育」と日本では訳しておりますが、これは誤訳です。Teachingを「教育」と訳すべきで、Education は日本語では「啓発」、または「啓育」という意味です。この啓発は、まず学問、すなわち問いを学ぶことによって可能になるのです。 学問を通してお互いに啓発する。この啓発という言葉は、論語の「憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず」から生れました。もやもやして、分かりそうで分からず、ワクワクしている状態でなければ学問をする意味はない。心に問題意識がなければ行動を起こせない、という意味でもあります。 学ぶというのは、何も正解や答えを出すことに目的があるのではなく、自分の考えを初めは明確に言えなくても、少しずつ引き出し、表現し、自分自身を知ることにあるのです。 一人ひとりが自分の考えや心の持ち方を率直に表現し、自らの長所や強みを見つけ、自分の生き方に新しい意味を発見してほしいと思います。そして、より良く生きる目標や志を明確にしていきたいものです。

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