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第7回「失敗しようとする意思」

 私たちは人生で成功したいと思っている一方、失敗してしまった方が楽だと思う気持ちがあるのです。これを「失敗しようとする意思」といっています。

 例えば、本人は病気を治したいと思っているつもりなのに、心の奥底では「むしろ治らない方がいい」と望んでいるのです。
「治したくない」というマイナスの意思が無意識に働いているのです。もしこのまま病気が治ってしまえば、相手や家族から関心を引くことが出来なくなってしまうかも知れないからです。

 ある医師がこんなことを言っていました。ムチウチ症で治療が長引く人は、概して加害者との話し合いがこじれている場合が多いというのです。事故のあと、治療費などでもめたりすると、いつまでも痛みが抜けない事があるそうです。

 人は自分を改善しもっと質のよい仕事、より良い人生を送りたいと願いながら、それだけの努力をしていないことに気がつく事があります。それは人は誰でも自己破滅への傾向をある程度もっているからです。

 同じ人が何回も事故を起こしたりします。酒の飲みすぎ、食べ過ぎ、たばこの吸い過ぎ、向こうみずな運転、自殺への願望など、すべて自分を破滅させようとする内面的な衝動の例です。

 これと同じ衝動が、仕事に対する心構えの中にも忍び込んできます。それが「失敗しようとする意思」なのです。

 心の中には二つの傾向があります。積極的な心構えと消極的な心構えです。積極的な心構えは建設的な言動を起こします。一方、消極的な心構えは破壊的な言動を引き起こし「失敗しようとする意思」を生じさせます。そして、破壊的な言動をする人は、人生にマイナスの期待をするようになります。プラスの期待をする人は「どうせダメだから」と諦めたりせず、人生の目的や夢、志に向かって前進していきます。

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